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2025.07.08

CONSOLE

[TEKKEN 8] ディレクターが語るシーズン2 第2弾追加キャラ「ファーカムラム」の注目ポイント

ファーカムラム

タイの国民的英雄にして、無敗の絶対王者として君臨したムエタイファイター。

試合で連戦連勝を重ね、地位と名声を手にしたファーカムラムだったが、腐敗したタイ軍の幹部に妻と娘を人質にとられ、軍の手駒として利用されることになってしまう。「The King of Iron Fist Tournament」開催の裏では、争いが続くほど、三島財閥からタイ軍の幹部へワイロが支払われるという密約が交わされていた。これに際してファーカムラムは、戦火が絶えない限り、妻と娘の命を保証すると軍に告げられる。彼は軍の企みに怒りを覚えながらも、妻と娘を守るためならばと戦場へ向かうことを決意。射出型突入兵器に乗り込み、静かに目を閉じる。

 

さらに洗練されたムエタイの技で、中距離から強烈な一撃をくり出す

ファーカムラムは、巨体を活かしたリーチと重量級のムエタイの技で、相手を制圧するような戦い方を得意としています。まず、代名詞と言える強烈なハイキック「テッ・カン・コー」は本作でも健在で、主力技として使えます。また、リーチの長い下段技「テッ・カー・サイ」が追加されたことで、中距離からより強烈なプレッシャーをかけられるようになりました。機動力や切り返し能力の低さが弱点ではありますが、それを補って余りあるほどのパワーが大きな魅力です。

 

パワーアップ状態に移行するとバトルスタイルが変化

特定の攻撃を相手にヒットさせると、ファーカムラムは「ガルーダフォース」というパワーアップ状態になります。このときは「ガルーダフォース」を消費することで、いくつかの攻撃に派生技が追加されるほか、専用の技も出せるようになります。攻め方が大きく変わりますが、中でも専用の技は非常に強力で、例えばパワークラッシュの「ガルーダプレッシャー」を使えば、通常時の弱点である切り返し能力の低さを補えます。ヒート中は常に「ガルーダフォース」状態なので、強力な技で攻め続けやすくなることも特徴です。

 

よりテクニカルな戦いを実現する、特殊なボタン操作と構え

操作に慣れてきたプレイヤーに試していただきたいのが、2つのボタンを素早く順番に押す「スライド入力」や、ボタンを長押しする「ホールド入力」を使う技です。マスターするのは少し難しいかもしれませんが、特殊なボタン操作で強力な技を操る感覚は、ほかのキャラクターには無いものとなっています。

そのほか、「ガルーダフォース」状態にはもう1つ注目の要素があり、相手にホールド技をガードさせると「ラーマスタンス」という特殊な構えに移行できます。実戦で狙うにはテクニックが求められますが、「ラーマスタンス」のときに使える技は、試合の状況を一変させるほどの強さを誇ります。

 

肉体の見どころは押さえつつ、タイの象徴的な要素も取り入れたデザイン

ファーカムラムは、「鉄拳」シリーズ屈指の体格を誇るキャラクターで、特徴的な体格をしています。その個性は本作でもしっかりと表現するべきだと考え、ベースは前作を踏襲しつつ、より強靭な筋肉に見えるようにモデルを制作しました。身体に刻まれた雷痕(リヒテンベルク図形)が発光することも大きな特徴ですが、表現力の向上に伴って、質感や明滅などをより魅力的に見せられるようになりました。

衣装全体については、タイでは象徴として用いられる神鳥・ガルーダのイメージを強めました。額に巻いている「モンコン」にガルーダのモチーフが加わったことも含めて、よりタイのファイターらしさが強調されています。背中には、タイの伝統のタトゥーである「サクヤン」が施されています。これはタイの高僧の方に描いていただいたもので、タイとムエタイの文化を感じられる要素として、見どころの1つとなっています。

 

●「ファーカムラム」プロフィール
https://tk8.tekken-official.jp/character/index.php?chara=fahkumram

●「ファーカムラム」トレイラー
https://www.youtube.com/watch?v=vSoz0Rf5va8

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