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2024.10.01

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[TEKKEN 8] ディレクターが語る第三弾追加キャラ「平八」の注目ポイント

三島 平八

圧倒的な軍事力を持つ三島財閥の創設者にして、様々な悪事を重ねる暴君としても知られる“鉄拳王”。

息子でありデビルの血を引く三島一八が率いるG社と、世界を二分する激しい争いを繰り広げた平八は、一八との壮絶な最終決戦の果てに敗北し、灼熱の溶岩流へと投げ落とされて絶命したはずであった……。

 

多くの技と演出をリニューアルし、満を持して復活する“鉄拳王”

“鉄拳王復活”をキーワードとし、「鉄拳王」の名に相応しい、相手を圧倒するようなスタイルを目指して技の性能を全面的に見直しました。主力技の「無双徹拳」や「羅生門」 はホールド(溜め)が可能になり、パワフルな攻撃で相手の体力を削りつつステージ端に追い込みやすくなっています。アクションと演出にもこだわっていて、「雷神拳」などの象徴的な技には青い雷と効果音を付けることで、“平八=雷”というイメージに加え、地獄から黄泉帰ってパワーアップしたことを強調しました。アニメーションに関しては、空手家の纐纈卓真先生のモーションキャプチャーデータを取り入れてリニューアルしました。重さと速さを兼ね備えた、新たな三島流喧嘩空手に仕上がっています。

 

新たな2つの構えと「武の境地」による強化で、強烈な攻めを展開

今作の平八には、「風神呼法」と「雷神呼法」という構えが増えています。「風神呼法」はリスクの低い中段攻撃や、ホーミング性能付きのパワークラッシュなどの扱いやすい技が揃う“安定的な構え”と言えます。一方で「雷神呼法」はダメージの大きい中段攻撃と、ガードブレイク性能を持った上段攻撃を備えた“挑戦的な構え”です。2つの構えを駆使することで、「風神ステップ」を使わずとも能動的な攻めを展開できます。

▲風神呼法

▲雷神呼法

 

また、新たに「三島流最終奥義・武の境地」を使えるようになりました。「武の境地」の発動中は一部の技が大きく強化されるほか、空中コンボを決めると相手の体力の回復可能ゲージを減少させられるなど、複数の付加効果を得られます。ただし、発動の条件は「1試合中に3回、ヒート状態になる」ことなので、使えるのは必然的に試合の中盤以降になります。ダメ押しに使うか、逆転の切り札とするかなど、プレイヤーごとの判断が問われるところです。

 

なお、ヒート発動中は強力な切り返し技となる地震攻撃や、攻めの起点となる技が強化され、攻防ともにパワーアップします。さらに、ヒートスマッシュにも特徴があり、使用時に相手を叩きつけるか、吹き飛ばすかを選択できます。使い分ければ床破壊と壁破壊を選べるため、ランダムで対戦ステージが決まる競技シーンにおいて、ステージのギミックに合わせた臨機応変な戦い方が可能です。

これらのリニューアル要素は、平八のリリースに合わせて無料で配信されるストーリーモードの追加エピソード「Unforgotten Echoes」で誰もが体験可能です。ぜひプレイして、平八のパワフルな攻撃の数々を堪能してください。

 

僧の要素を取り入れつつ、新鮮さと懐かしさを両立したデザイン

今作の平八のデザインは、イラストレーターのヒロアキさん(@SUPER_HIROAKI)にご協力いただきました。新たに登場する謎の僧侶集団「鉄拳僧」のデザインや、その修行場である拳磨寺のマークの原案をご担当いただき、それらを含めた一連の世界観についても相談をしながら、新しい胴着のデザインを仕上げています。

全体の印象は、『鉄拳』シリーズでは象徴的な存在とも言える、黒胴着姿の平八がベースです。そこに、僧の雰囲気を感じる数珠や腰回りの装飾を付け、背面の虎の刺繍には三鈷杵を取り入れています。正面と背面のどちらから見ても新鮮で、それでいて懐かしさと安心感もあるデザインを目指しました。また、ヒロアキさんとのやり取りでは、胴着のシルエットにこだわりを感じました。そこで、デザインイラストのイメージを再現できるように、全体のモデリングやアクション時の揺れ方などには気を配って制作したので、ぜひ注目してください。

 

試行錯誤を重ねた末に描かれる、平八の復活のドラマ

今作で平八を復活させることは、かなり前から決めていました。ただ、決断は簡単ではなく、検討を重ねたうえで、『鉄拳』シリーズ30周年という節目には、やはり「仁、一八、平八の3人」が必要だと判断し、相当な覚悟で決めました。

前作では平八と一八の親子喧嘩に焦点を当て、二人の決着を描くことに注力しました。死闘の果てに、燃え盛る溶岩に向けて一八が平八を落とす形でエンディングを迎える――といった展開がありながらも、今作の発売にあたり、ファンやコミュニティの間で、平八登場の要望や声が大きくなることは想像していました。実際に、平八という『鉄拳』シリーズを代表するキャラクターが不在であることに対し、寂しさや恋しさを感じている方も多くいたと思います。そんな中で、ファンの期待に応えつつ、サプライズ感のある形で復活させるにはどうすべきかを慎重に議論し、さまざまなアイデアを練りました。

平八の技を使う新キャラクター・麗奈の存在や、レイヴンからヴィクターに向けた「Heihachi Mishima is dead…」という報告(『鉄拳5』以来、2回目の台詞)、平八とのつながりを意識したデザインの「鉄拳30周年のロゴ」など、いろいろな伏線や仕込みを行いながら、復活への筋道を作っていきました。「どう復活するのか」や「どのようなパワーアップを遂げたのか」にこだわって制作を進め、「三島平八の復活」に説得力を持たせています。加えて、ファンの皆さんにエンターテインメントとして受け入れていただけるように、メインストーリーにエピソードを追加するという、シリーズ初の試みも行っています。

 

平八と深い関わりを持つ新ステージ「GENMAJI TEMPLE」

新ステージの「GENMAJI TEMPLE」は、「平八が鉄拳僧に伝わる三島流の奥義を体得するために挑む、最終試練場」という設定を元に制作しました。風神拳と雷神拳にちなみ、巨大な風神と雷神を模した彫像を配置しつつ、鉄拳僧の修行場であることを印象付けるため、武を追求して鍛錬を積む僧達を登場させています。全体のビジュアルは、日本古来の山岳信仰の文化と秘境を意識して、自然に対する畏怖の念と、自然の雄大さや美しさを表現できればと考えました。秋から冬への季節の変わり目を紅葉や雪で表現し、自然と共存しながら修行を続ける鉄拳僧の生活を想像しつつ、風景を作成しています。

BGMにもこだわっていて、太鼓や三味線などの和楽器による独特の音色やリズム感、鉄拳僧の存在を感じる錫杖の音や掛け声、『鉄拳2』の平八ステージのフレーズなどを盛り込んでいます。戦いを盛り上げるだけでなく、平八復活や『鉄拳』シリーズの歴史を感じるような、ナラティブな要素が満載になっています。三島家に伝わる風神拳や雷神拳の修行に、風神ステップでの火渡りなど、『鉄拳』が好きな人がニヤリとするようなイースターエッグもあるので、ステージの細部までよく観察していただきたいです。

▲昼

▲夕方

▲夜

 

第三弾追加プレイアブルキャラクター「三島 平八」は各プラットフォームストアで配信中!

●PS5
https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP0700-PPSA10592_00-TK800CHAHEIHACHI

●Steam
https://store.steampowered.com/app/3024980/?cc=jp

●XSX|S
https://www.xbox.com/ja-jp/games/store/productid/9NT97TZCGHKH

●通常版をお持ちの方は「デラックスエディション アップグレード パック」をお買い求めいただくことでも入手可能!
https://tk8.tekken-official.jp/products/ps5.php

●「三島 平八」プロフィール
https://tk8.tekken-official.jp/character/index.php?chara=heihachi

●「三島 平八」トレイラー
https://youtu.be/ygcdn6PP-Pc

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