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2025.10.12

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[TEKKEN8]「ミアリズ」ゲームプレイトレイラー公開!完全新規キャラクター・ミアリズの魅力に迫る

「EVOフランス 2025」の会場にて、シーズン2の第4弾追加キャラクター・ミアリズのゲームプレイトレイラーを公開。

トレイラーの見どころやこだわりをディレクターに聞いてみました。

ミアリズのバトルスタイルや、過去作との関連性が気になる要素についても紹介しているので、最後まで読んでみてください。

・ミアリズ ゲームプレイトレイラー

 

▼トレイラーの注目ポイント

・ミアリズのバトルスタイルや得意な技などを教えてください。

ミアリズは「闘神の子」をキーワードに、好奇心旺盛で明朗快活という性格付けをして誕生したキャラクターです。バトルスタイルは、1つの型に収まらず元気いっぱいに戦うことが特徴です。マダガスカルの伝統的な格闘技であるモラング(※)をはじめ、アフリカ地域の格闘術ならではの本格的な打撃を用いるほか、ワオキツネザルの動きを真似たようなかわいらしい攻撃もあります。
※現地での正確な発音は、ムレィンギやムランギに近い。文字として表記するにあたり、比較的広く使用されているモラングと記載

 

加えて、「闘神の力」で召喚した槍を支柱にして攻撃するアクションや、過去作のオーガを彷彿とさせる「蛇、尻尾、角」による攻撃も使えるので、攻め方のバリエーションがとにかく豊富です。これらを使い分けて相手に的を絞らせないように立ち回りつつ、ここぞという場面で一気に攻め込む流れを得意としています。

 

身体能力が高く身軽な動きも特徴で、ステージの壁を利用したアクションも可能です。そのため、地形や位置取りを活かして戦う、3D対戦格闘ゲームならではの面白さが味わえます。

 

・マダガスカル出身のキャラクターらしさは、どのような動作に表れているのでしょうか。

ミアリズのアクションには、アフリカ地域の格闘技をオマージュしたものがあります。例えば、主力の構えアクションの「モラング・ミルス」の地面をなでるような動きは、モラングの試合前の儀式を表しています。「アンチ・アフ」は、召喚した蛇を右腕に巻き付けてパンチを繰り出すのですが、これはナイジェリアの格闘技で、拳に布や縄を巻いて試合をするダンベを模倣しています。

▲「モラング・ミルス」の地面をなでるような動き

 

・映像からは、過去作に登場したオーガ(闘神)との関連性もうかがえますね。

ミアリズは、右手から複数の蛇を伸ばす、尻尾で殴打する、角を振り上げるなど、過去作でオーガが使用していた技によく似た攻撃を使えます。ただ、彼女に宿る「闘神の力」は、そのオーガとは別の闘神に由来しています。この闘神のデザインとしては、ワオキツネザルによく似た尻尾や、1本角を持つことが特徴です。

 

「闘神の力」が最大限に発揮されるのが、レイジアーツです。ウロボロスの輪と『鉄拳8』の8を掛け合わせた構えから、巨大な蛇を召喚。そこからミアリズが蛇の身体を駆け上がり、槍を使った大車輪アッパーを繰り出し、蛇で相手を掴んで投げつけて……と、アクロバティックなアクションをふんだんに盛り込みました。フィニッシュの爆発は、マダガスカル原産のバナナに似た植物・タビビトノキをイメージしています。

▲タビビトノキをイメージした爆発

 

・ミアリズは、ヒート中にどのような点が強化されるのでしょうか。

ヒート状態になると、内に秘めた「闘神の力」をより強く解放できるようになります。外見上の変化としては、普段は緋色の瞳が青くなり、全身に闘神由来の紋様が浮かび上がります。

 

アクションの変化も闘神ならではのものです。蛇を伸ばす攻撃の強化や、角による派生攻撃の追加のほか、翼や炎を用いた攻撃も使用可能になります。過去作のオーガを彷彿とさせるような、空中から相手に炎を浴びせるアクションもあり、より派手で強力な技で相手を圧倒できることが特徴です。

 

・デフォルトコスチューム1のデザインについて教えてください。

ミアリズの明朗快活というコンセプトが、コスチュームからもわかりやすく、かつ魅力的に感じられるようにデザインを進めました。マダガスカルのオーガとの関わりという、キャラクターのバックグラウンドをデザインに多く取り入れていることもポイントです。

「闘神の子」というキーワードを体現するように、腕や脚の巨大な輪っかのアクセサリーには過去作のオーガの要素を取り入れています。ピアスやトップスにはマダガスカルの象徴的な植物であるジャカランダの花を散りばめ、槍はバオバブの木が絡んだようなデザインになっています。

▲鉄拳プロジェクトデザイン

 

・艶やかなデザインが印象的なデフォルトコスチューム3は、どのような経緯で制作されたのでしょうか。

コスチューム3は、島崎麻里さんがデザインしています。ミアリズのキーワードや設定のほか、開発陣がマダガスカルへ足を運んで得た情報もお伝えして、イメージを膨らませていただきました。

現代の服としてのオシャレさと、コスチュームとしての個性を両立しつつ、服の装飾品やピアス、後頭部の刈り上げなど、さりげない部分にもセンスを感じられる、島崎さんらしい魅力的なデザインに仕上がっています。

ベースのグリーン系に赤の差し色という組み合わせは、マダガスカルの国旗からもインスピレーションを受けています。また、カラーリングについては、ミアリズの褐色の肌が映えるようにと、白いインナーが早い段階から取り入れられていました。

▲島崎麻里さんデザイン

 

・ミアリズとともに実装されるステージ「BAOBAB HORIZON」は、どのような特徴があるのでしょうか。

ステージを制作するにあたり、マダガスカルの自然環境や人々の営み、文化などを調べました。調査を経て、バオバブの木を中心に据えつつ、壮大で開放感を感じるシチュエーションをベースにしています。レンガ造りの家や水田風景、牛車といったマダガスカルならではの景観も意識しました。

なお、このステージは昼と夕方があります。昼間は明るくほのぼのとした印象を、夕方は美しい夕日の情景と遺跡のミステリアスさを感じられるので、違いを楽しんでいただけると嬉しいです。

 

賑やかさもこのステージの魅力ですが、そのの演出に一役買っているのがBGMです。マダガスカルのポピュラーな音楽にサレーギ(Salegy)というジャンルがあり、不思議な明るさと反復による陶酔感が特徴となっています。このステージのBGMは、サレーギのリズム感と雰囲気を参考にしつつ、ノリが良くて気分が高揚するような、「鉄拳」らしいバトルサウンドに仕上げました。

BGMのクライマックスバージョンでは、オーガとの関連性を示すため、「オーガテーマ(鉄拳3)」のフレーズが前面に出てくるという仕掛けがあります。

ちなみに、現地のモラングの格闘イベントでも音楽は大事な要素で、選手が入場時に自分を鼓舞し、強い力を憑依させる意味合いで使われます。

 

これまでに追加されたキャラクターの「ディレクターが語る」記事も公開中!
▼シーズン2追加プレイアブルキャラクター
アンナ
ファーカムラム
アーマーキング

▼シーズン1追加プレイアブルキャラクター
エディ
リディア
平八
クライヴ

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